かや

私は嫌いな人とうまく付き合えない。だって嫌だから。でも私の嫌いな先生は絶対に誰かの好きな人なのだ。老眼鏡を額にかけてる人も、パーマを当てた髪の毛が伸びてきてハゲに見えるあの人も家に帰れば誰かが待ってくれている。そんな事考えていたって嫌いな事に変わりはない。分かっている。嫌なら嫌だと言えばいい事も、こうやって小さな文字を並べるのが可愛くないことも大体2歳になって分かった。なんにせよ、これらは今の私のストレスで私はすごくすごく困っている。邪魔で仕方ない。嫌いな人のことを考えることは世界で一番無駄な時間だ。黙っててもそういう人は早く死ぬからここでそれを願うのも勿体ない。どうしたら私はこのしょうもないことに苛立たず、みんなとは違う事に悲しくならずに泣かないで居られるのか。学校の外に出ると周りはタバコをふかしに行く大人たちだらけ。私は早足で川の流れるところに向かうけど、すぐにはつかない。その間にさっきまでのこととかを全部思い出して、そのついでにやな事も全部連れてきてしまって頭が痛くなった。ちょっと遠い大きな川の前で座って、朝の空気とは全然違う太陽の光を受けていたらますます帰れなくなってしまった。そんなことを考えていたらアル中爺が私の近くにいた子連れママに話しかけた。その話し方がなんとも不気味だったのでそそくさと退散した。やっぱ大阪だった。いきなり現実に引き戻される。まっったくほんとにむかつくぜ もうビールなんて飲んでる場合じゃないっすねえ