やさしいひと

べつにほんとう、なんてことない。昨日ぐらいに観終わったダンサーインザダークを今思い出しては忘れてを繰り返している気がする。よく考えたらあれはミュージカル映画だ。内容が濃すぎてあまり気にも留めていなかった。ミュージカル映画として観たら、とても面白い映画だったかもしれない。汽車がレールを走る音、主人公もメロディーも乗せるなんて粋な演出だろう。主人公はなんか可愛いけど、いや、めっちゃ可愛いけど、いつも私の考えとは逆の方にいる気がしてしまう。だから良いのかもしれないし、めちゃくちゃ残酷なことしてても何故、彼女はとてもイノセンスだと思ってしまう。この映画は結局、彼女がどうしたいのかなどと考える暇もなくするりと終わってしまった。それはそれでいいのかもしれない。私もギルバートグレイプのような優しい人になりたいし、ベッキーのようなかっこいい人にいつまでも憧れていたいよーん