恐れと可能性

恋愛とはなんのかもうここ数年本当に分からない。どこか惹かれる男の人はまだときめきがあるけど、近づいてみると絶対にときめきが遠のく。私が追いかけていたのは魅力的な男の人ではなく、ときめきだった。いつまでそんな幼稚な考えを大切にしているのと私も思う。魅力を感じる人が男の子から男の人になっているというのに、私はまだあの頃から少しも動けていない気がする。

でも男の人が持っているものは、やはり私に無いものだった。だけどそれが全部欲しい訳じゃない。私が言いたいのは、お寿司か焼肉、どちらかに決めないと太ってしまうみたいなことだ。愛とか恋とかが欲しいわけじゃない。身勝手な私の寂しさを半分ずつにしてくれたら、本当はそれだけでいい。行ったことない場所でひとりで寝るのは怖い。だから手を繋いでいて欲しい。

だけどそんな人がいるかどうかなんて、私が1番知っているよ。