かくめい

映画を久しぶりに観た。映画館で観る映画は大迫力過ぎて少し耳が心配になる。人間失格は小さい時からずっと家の本棚にあったけど、1度も読んだことがなかった。とにかく好きな人が沢山出るから観に行ったんだけど、ただただ色恋だった。恋と愛についてを考えることが女の人の唯一の大きな力のようだった。恋と革命。好きな人に好きだと言える人か、言わないけど自分の考えがはっきりしている人か、好きな理由がちゃんとわかってる人か、誰がいちばん幸せなのだろう。私はきっと、なんでも素直にはなれない。強く生きたいからこそ、そうなるんだということにしておいてほしい。正しいかなんて分からないけど、言いたいことが言える女は強いなと思った。静かに書いている日記を太宰治に盗み見されるまで、私は死ねないな。