はつこい

夜が怖いと思う日がある。家でひとり、もう寝ようと思って電気を消したあとでなんだかもう一度点ける。私の寝相が悪いせいで床に落とされたぬいぐるみたちを拾い集めて抱きしめてもう一度布団に入る。これで安心して寝れるのかといったらそんな訳では無い。カネコアヤノを聴く。新しい曲はとてもすきだ。そして苦しくなる。まるで恋だ。私の好きな曲は今日も私を苦しめる。それでも好きだ。音楽に恋をしている。眠れない日があるのも、きっとそういうことなんだ。