しあわせなぼくら

大きくなると、何時まででも外で遊べるし、割とどこにでも行ける。自由が増えていくことと同時に色々な安定したものたちがなくなってしまうんだけど。そう思うと、大人になりたくないなーとか働きなくないなとか思っちゃうとか、もうそんなこと言ってられない年になったんだとも思う。私たちが大人になりきれずに勝手に世間に認められてしまえば、きっと勝手に期待されて勝手に落とされる。私たちこそがこれからの社会を変えてくれるって信じている人だらけの世の中、やっぱりこのまんまじゃなにも変わらない気がしてしまう。何をしていても楽しくないのは楽しい生活を見飽きてしまったからなのか、ほんとうに昔が恋しいのか、将来が不安なのか、よく考えてみたらどうにでもなりそうなことばっかり。何もできないと思っているだけで、夏だから暑いからって適当な理由付けをして、誰かに会いたくなってもなーんだか誰にも会いたくない気持ちになる理由が欲しいだけ。たまに怒ってしまうけど、結局悲しくなってどうしたら良かったのかなーと思ってしまう。髪を切ったりして変わってみたところで、誰かが喜んでくれるわけじゃない。自分のためにやってるはずなのに、どうしてこんなに悲しくなるんだ。毎日ご飯を作ってくれる人がいて、話を聞いてくれる人がいて、私の周りにはみんないい人たちばかりなのに。退屈な気持ちにさせてしまってごめんなさい。でもやっぱり幸せだと思うよ。